小説むすび | 非器の城

非器の城

非器の城

著者

新井勉

出版社

批評社

発売日

2021年3月25日 発売

時は元禄前夜、老中堀田備中守の策謀により、徳川綱吉が五代将軍として歴史の舞台に登場する。凡人にして尋常ならざる性格の綱吉は、手にした権力を恣に行使し、御三家に並ぶ名門、越後高田の松平家を忽ちにして改易する。さらに、大目付渡辺大隅守を大老酒井雅楽頭の身代わりとして八丈島に流罪に処する。水戸光圀はこれを見て、江戸城は「非器の城」になったと嘆いたのだが…。

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