双子の熱い絆、危ういエロティシズムが奏でる哀しいまでの愛の旋律。長編恋愛小説。
血の絆で結ばれた洋子と高志。異なる性の双子が貪る、耽美な禁断のエロティシズム。それは、洋子の婚礼が近づくにつれ、哀しく顕在化していった…。幻想は現実に、情念は行為へ。時代を超えて幽玄世界へと誘う現代のロマネスク文学。 1995/01/20 発売