司書子さんとタンテイさん
髪飾りはどこに消えた!? 本と生き方を巡るささやかな冒険譚
小さな市立図書館の児童室に勤める
司 蕭子(つかさ しょうこ)は、
プライベートでは泣き虫で人見知り。
ある日、“司書子(シショコ)さん”と馴れ馴れしく蕭子を呼ぶ、
“タンテイ”、こと、反田(たんだ)とともに、
児童室で泣いていた女の子の髪飾りを探すことになるが……。
「本を開けばどこにだって行ける、
でも現実の世界はわたしには広すぎるーー」。
不器用な本の国の住人が、
なけなしの勇気を胸に歩きはじめる
ハートウォーミングストーリー。
■司書子さんとタンテイさん 〜木苺はわたしと犬のもの〜
第一章 髪飾り神隠し事件
第二章 初恋を追いかけて
第三章 ジギタリス殺犬未遂事件
第四章 想い出の庭
最終章 そこなし森の向こうがわ