ありそうでない。なさそうで、ある。不思議な、得体の知れない物語。13篇の結末に、13回の胸騒ぎ。ざわざわと、心の芯を奇妙に揺らす。得体の知れない短篇集。
ごくありふれた日常生活の風景にふと顔をのぞかせる不安や違和感を題材に、都市に住む人間の乾いた心理を映す13編。あなたもよく感じている“奇妙な感じ”を描く短編集。 1993/06/25 発売