佐左木俊郎探偵小説選 2
日本初の書下ろし探偵小説叢書を実現させた佐左木俊郎。農村文学の旗手の知られざる”探偵小説家としての顔”を明らかにする探偵小説集第2弾!
街頭の偽映鏡
錯覚の拷問室
指と指環
告白の芽
猟奇の街
黒馬綺譚
汽笛
接吻
横顔
機関車
双生兒
或る不良少女の記録
或る有閑未亡人の話
或る嬰兒殺しの動機
脚気病患者
錯覚の発生
街頭の風景
栓の出来ない話
運命を手繰る者
線
指
嘘
腐敗せる城を脱出して
恋愛・導火線の傍から
秘密の風景書
悪い仲間の話
街底の熔鉱爐
或る部落の五つの話
秋草の顆
猟犬物語
接吻を盗む女の話
街頭の挿話
仮装観桜会
〈巻末エッセイ〉佐左木俊郎の風景 竹中英俊
解題 土方正志