小説むすび | シュレディンガーと呼ばれた緑の猫

シュレディンガーと呼ばれた緑の猫

シュレディンガーと呼ばれた緑の猫

【瀬名秀明(作家『パラサイト・イヴ』)・NOMA(モデル・環境省森里川海アンバサダー)推薦!】
科学と文学、異なる2つの分野で活躍する謎の鬼才・越智三智(小説家、フォロワー約6,000人)待望のメジャーデビュー作!
時空を超えた地球を舞台に描く、科学と物語が交錯するSF(サイエンス・フィクション) 小説!

2077年“それ”は突如発生して《文明の電源のプラグ》を抜いた。
文明崩壊の未来、人と森をつなぐ「緑の猫」の物語。
科学と文学、過去と未来が交錯する越智三智の世界へーようこそ

<あらすじ>
すでに遠い過去となった2077年、国際デジタル金融の暴走が招いた”それ”によって文明と森は同時に崩壊した。
だが、かつてのテクノロジーが産み出した“緑の猫”は、森の意思を受け継ぎ、”それ”以降の世界を生き抜いて、23世紀に森と科学の再生を試みる少女らと出会うー。

【推薦の言葉】
本書は人文・社会・自然科学の枠を越えたアーティストたちが集まり、よき時代の「科学啓蒙小説」の精神を受け継いで書き上げた物語だ。ふだん見えない世界の大いなる循環と、私たち皆が持っている未来へ向かう気持ちを自然と思い出させてくれる。
(瀬名秀明(作家『パラサイト・イヴ』))

デジタル社会、紛争、エコロジー、サイエンス、宗教、生命倫理、そして量子。
現代社会を鋭く射抜きながら、知的好奇心を刺激し続ける、神秘の森を舞台にしたサイエンス・フィクション。
本来、自然の一部であるはずの人類が、文明と技術を過信し、自ら引き起こした過ちと愚かさに向き合うことを通して、暮らしや学問、社会のあらゆる場面において、「地球に根ざした」実装が行われることの尊さを再認識させていただきました。
(NOMA(モデル・環境省森里川海アンバサダー))
第0部 2066年という過去
第1部 文明の終わりの終わり
第1章 最後の相続者
第2章 知の殿堂「語学学校」
第3章 リュケイオン学院
第4章 病弱なジュラ
第2部 必ず現れる緑の猫
第5章 パリスと緑の猫の出会い
第6章 持たざる者の数術マントラ
第7章 マントラの秘密を知る者
第8章 森の再生の時、緑の猫がいた
第3部 緑の猫
第9章 根を張る塔
第10章 猫論理
第11章 空に浮かぶ神
第12章 重力を光に
第13章 光を食むヤギと重力発電
第4部 フォーリンコロニーからの挑戦
第14章 封鎖された学院
第15章 植物の視覚
第16章 森の祠の記憶
登場人物
用語集
解説
未来に起きる「森が育む文明の再起動」を観察するという視点 (河野 智謙)
予測できない未来を支えるもの (有賀 克彦)
発行人のことば

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