笙野頼子発禁小説集
発禁作家になった。
「何も変な事も書いていない」
「自分が女である事を、医学、科学、唯物論、現実を守るために書いた」
多くの校閲を経て現行法遵守の下で書かれた難病、貧乏、裁判、糾弾の身辺報告。
「群像」「季刊文科」に掲載された作品を中心に再構築。
書き下ろし作品「ハイパーカレンダー1984」のほか、著者自身による自作解説なども随所に盛り込む。
前書き 発禁作家になった理由?
女性文学は発禁文学なのか?
九月の白い薔薇 -ヘイトカウンター
返信を、待っていた
引きこもりてコロナ書く #StayHomeButNotSilent
難病貧乏裁判糾弾/プラチナを売る
質屋七回ワクチン二回
古酒老猫古時計老婆
ハイパーカレンダー1984
初出一覧