しねるくすり
「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」
舞台は薬科大学。何不自由なく青春を謳歌していたはずの男子学生の自殺から、不可解な死の連鎖が始まった。
同じ頃、SNSでは「たった一錠で、痛みも苦しみもなく死ねる薬」があると噂になっていて…。
二転三転する事態に、あなたもきっとダマされる。謎が謎を呼ぶ薬学青春ミステリー、堂々誕生!
*第6回「暮らしの小説大賞」受賞作
第1章 テトロドトキシン
第2章 薬理学
第3章 水のないプール
第4章 AV女優の死
第5章 クリスマスの夜
第6章 恋は薬で治せる病
第7章 フラノクマリン
第8章 セリーヌの夢
終章 二本のペットボトル