濁流
身近な金融機関が破綻?
真の原因は何か?
債権譲渡の動きを丁寧にとらえ、千曲川の流れに沿ってバブル崩壊の真実に迫る。
プロローグ
第一章 発端(バブル崩壊の余波)
第二章 夏目補佐人の誕生
第三章 商工経営破綻の公表
第四章 そのまま新年を迎えて
第五章 いわゆる『改革派』とは
第六章 ハグロシタのクボ
第七章 経営責任の追及
第八章 雇用推進室設置
第九章 ふたりの旅
第十章 佐久へ
第十一章 龍の祭りの後
第十二章 商工の解散
エピローグ -『ちくま商工信用組合』の破綻ー
あとがき
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経済誌「帝都経済」をいつか一流誌に…若手幹部・田宮大二郎の熱意虚しく、オーナー杉野良治の傍若無人ぶりは増すばかり。記事で企業や経営者を槍玉に挙げたかと思うと一転して大絶賛ーすべての沙汰はカネ次第。多方面から巨額の金をせしめていた。さらに大物政治家との関係をちらつかせ財界に食い込んでいく。大物フィクサーの姿から政官財の腐敗した癒着をあぶりだす経済小説の名著。 2018/11/02 発売