猛毒プランクトン異常発生!人類の生命の源である海を殺してゆく…。謎を追う生物学者が、異常な死を遂げる。海の汚染問題に、鋭くメスを入れた、真迫の近未来小説。
地球の温暖化によって気候が大きく変動し、世界の農業生産に大きな影響が生じる。これを重く見た米ソは火山を人工的に噴火させて気温の低下を図る。しかし、海底地震が誘発して南極大陸の巨大な氷棚が崩壊。世界の各地を襲う大波は、次々といくつもの国々を呑みこんでゆく。作者が地球滅亡への悲劇を、鋭く描く巨大フィクション長編大作。 1989/07/01 発売