小説むすび | やおろず

やおろず

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「ここはひとつ、逃避行と洒落込もうじゃないか」 祖母の死をきっかけに、八百万の神様たちが見えるようになってしまったごく普通の女の子、澄香。 それ以来、ワンルームでの気ままな一人暮らしは一変。 料理を作れば偏屈なかまどの神になじられて、トイレに行くと甘えん坊な便所の神に引き止められる。 おまけに道祖神やら、サラリーマン風の鬼やらひな人形の神やら、 呼んでもいないのに次から次へと珍客が現れて、バイト先ではちょっとおかしなオカルト青年とひと悶着…。 澄香の家を護ってくれるはずの家神は、なんだかいつもヤル気なしで

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