小説むすび | 道果ての向こうの光

道果ての向こうの光

道果ての向こうの光

平凡な町娘だったユーナの日常は唐突に失われた。真っ白い空間で出会った正体不明の「光」に請われるがまま、「聖女」の身体に入って生活することになってしまったユーナを待っていたものは、「聖女」の婚約者、神聖騎士アシュートの思いがけない侮蔑のまなざしと、侍女たちの努めて無感動な表情、そして、王宮をつつむ張りつめた空気であった。わけもわからず混乱のまま、それでもなんとかやっていこうと決意するユーナであったが、ある夜、螺旋階段の奥に潜む「聖女」の罪を知り……!?

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