戦国乱世。北辺に生を受けた男の名は平蔵。十八歳にして、南部氏への反逆、津軽の独立という途方もない企ての先鋒に立つ。津軽為信となった平蔵は、羅刹となって修羅の道を突き進み、ついに津軽の独立と権力を勝ち取る。