ぼくを呼ぶ声がきこえるだろ?軽やかで、せつない新世代の心情を描いた青春文学の傑作誕生。最後の夏休み、ぼくはライオンを助け出すために、GFの五月を伴い、真夜中の動物園に忍び込んだ…。ニューエイジの心情を描く意欲的長編。
2003/01/15 発売
アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。そして、運命の歯車は容赦なく回り始めたー。人類という種が背負った哀しい宿命を、壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリ。第二十回横溝正史賞正賞受賞作。 2003/05/24 発売