蒼い琥珀と無限の迷宮
美しすぎて身の毛もよだつ
怪異たちの“驚異の部屋”へ、ようこそーー
怪異がもたらす幻想の恍惚境
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講談社ノベルスの《玩具館綺譚》シリーズなどで人気の石神茉莉。
石神の小説に触発されたアーティストたちにより
展覧会「玩具館 三隣亡」が全国で繰り返し開催されるなど、
独特の世界に魅了されるファンも多い。
その石神茉莉ならではの魅力が凝縮された、待望の作品集です!
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怪異を受け入れていくことで
世界の見え方が変わっていくーー
幼年期を異国ですごしたという石神茉莉の行間にみっしりと詰まっているのは、言霊などという狭隘で小っぽけなKOTOBAではないらしい。
もしかしたらそれは、まだ人間の話す言葉がひとつしかなく、私たちの祖先が未知のものを語り伝え始めた時代、神も仏も魔も霊も、もちろん妖怪も怪物も未分化で、世界が一つの「混沌」だった時代に始まる感覚なのかもしれない。
ーーー榎村寛之(解説より抜粋)
《かはたれどきの住人たち》
海聲
夢の子供
I see nobody on the road
月夜の輪舞
人魚と提琴
FROGGY
Left Alone
夢の入れ子
蛹化
《Cabinet of Curiosities》
Play of Color
夢オチ禁止
迷界図
驚異の部屋
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解説/榎村 寛之
各話解説/深泰 勉
石神茉莉小説一覧・単行本一覧
写真=人形:林美登利、撮影:田中流