小説むすび | 午後便には乗るな

午後便には乗るな

午後便には乗るな

発売日

2025年12月2日 発売

ー働くとは。生きるとは。
1984年、バングラデシュ・ダッカ。
現地駐在員としてインフラ事業を担っていた片岡章二のもとに、ある日の午後、衝撃的な一報が届く。
バングラデシュ航空機がダッカ空港近くで墜落。住吉商事からの出張者二名が乗っていたらしい。
なぜ彼らは、「死にたくなければ乗るな」と警告されていたはずの“午後便”に乗ってしまったのか……。
彼らの行動の背景にあったのは、組織への厚い忠誠心だった。
実際に起きた航空事故をもとに、国境を越えて働くことの過酷さとロマン、そして“会社”という巨大な論理が個人の命を飲み込む不条理を描き出すノンフィクション小説。

※この書籍は2021年に出版された『安息日は二度と来ない:ダッカ1984・航空機事故とある商社マンの葬送歌(レクイエム)』のリニューアル版です
目次
プロローグ
1 ネバー・オン・サンデー
2 ハンガー4
3 地獄の沙汰も金次第
4 火葬の村
5 深夜のスピークアップ
6 懲罰人事
7 肥溜め商社
8 社長のお忍び
9 男子単優勝
10 結論はUFO
11 自衛隊の手つなぎ鬼
12 ワシントンDCの桜
13 二度目の懲罰人事
エピローグ
あとがき
著者プロフィール

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