小説むすび | 怪の標本

怪の標本

怪の標本

怪異から産み落とされた言葉は文字になり本になり、読んだ人々の心の中に植え付けられていく。やがて本は再び言葉になり口から口へ伝えられていく。ここに記したささやかな怪異たちが、たとえ姿形を変えても生き続けることを願ってやまない(「怪の標本」)。処女作『幻日』で怪談文学の新しい書き手として注目を集めた著者がおくる、待望の書き下ろし作品集。

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