青衣童子
天平九年、奈良の都は、飢饉の上に、顔や体に潰瘍が出来、崩れ落ちてしまう恐るべき疫病が流行していた。そんなある日、権勢を誇っていた藤原一門の房前が鬼病で急逝した。しかし、彼は病ではなく、青摺りの衣を着た童子に暗殺されたらしいとの噂が…。数ヶ月後、今度は藤原麻呂が命を落とした。これは藤原一門に対する呪いなのか?はたまた連続殺人なのか?森真沙子が奈良の深い闇を描き切る古代ホラーシリーズ、待望の書き下ろし第二弾。
天平九年、奈良の都は、飢饉の上に、顔や体に潰瘍が出来、崩れ落ちてしまう恐るべき疫病が流行していた。そんなある日、権勢を誇っていた藤原一門の房前が鬼病で急逝した。しかし、彼は病ではなく、青摺りの衣を着た童子に暗殺されたらしいとの噂が…。数ヶ月後、今度は藤原麻呂が命を落とした。これは藤原一門に対する呪いなのか?はたまた連続殺人なのか?森真沙子が奈良の深い闇を描き切る古代ホラーシリーズ、待望の書き下ろし第二弾。