鉱脈
人々は生まれながらにして自分の「鉱脈」を探す旅に出る。探索し、道に迷い、やっとのことで出会ったと思った先にも鉱脈を追求する旅は続く。そしていずれその旅のバトンは、あたたかな手からまあたらしい手へと渡されていく––
さまざまな人生の物語に耳をすます臨床心理士である著者が、その煌めきを掬い取って紡いだ言葉たち。音を感じ、光を感じる物語は、そのとき立ち現れた記憶の断片を、無意識を漂うなかでのみ手に入る特別な糸で縫い合わせていくのだという。
鉱脈
リュートの恋
虹色の王国
The Moonlight café
山ねこの里のたんじょう祭
天球の音楽
花咲く日々に生きる限り
小人のレシピ
銀鱗の楽士