ピース・イズ・ラブ 君がいるから
人は皆、悲しみと喜びの道を歩いている。誰もが今も昔も人を愛し、平和を願い生きてゆく。信長と吉乃、かつては“ひと夜妻”として知られた志摩のはしりがね・あたい、国境を超え結ばれたラブバードさながらのカップルとて。そして。愛猫と共に生きる家族、ピースボートで世界各地を訪ね洋上生活を過ごす人びと、原発事故と大地震にうちのめされ不幸のなかであえぐ人たちだって皆同じだ。そこには別れがあり、出会いがあり、それでもたくましく生き抜く人間たちがいる。本書には、そうした物語六編がまとめられ、現代の世に“真の平和とは”を問いかけるー。