小説むすび | 白銀ペンギン 百分の一秒の軌跡

白銀ペンギン 百分の一秒の軌跡

白銀ペンギン 百分の一秒の軌跡

冬季オリンピック正式競技『スケルトン』。それは…世界一孤独なスポーツ。頭から白銀の塵が舞い散る氷上のコースを滑走し、最高時速140kmを出すスポーツ。隣に誰もいない、前にも後ろにも誰もいない、ただ孤独なスポーツ。日本の代表に選ばれた若きエースの凪柊斗は、オリンピックの舞台に立つ。しかし、滑走中にソリの操作ミスで投げ出されて転倒し、表彰台を目前で逃す。その事故がきっかけで凪は滑走することが出来なくなっていた。それから2年。凪は田中スキー場で働いていた。そんな彼の元に突然現れたカメルーン人のマルク・エムボマ。マルクはスケルトン選手で、凪に自分を指導してくれと懇願する。そんなマルクとの出会いが凪を少しづつ変えていく。凪は再び滑走することが出来るのか。これは、落ちこぼれた日本人の元オリンピック代表と若きカメルーン人の青春スケルトン小説。

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