嬢と私
コールセンターで働くバツイチ独身・40代半ばの派遣社員、アセロラ4000。ある日、ひょんなことから足を踏み入れた小田急線沿いのキャバクラで、1人の嬢・マリナと運命的な出会いを果たす。過去のトラウマからキャバクラに複雑な感情を抱いていたアセロラだが、マリナとの時間を過ごすうちに心を開きはじめる。昼ごはんを我慢してまでお金を貯め、キャバクラに通い親交を深めていくアセロラ。時は過ぎ、やがて価値観の違いや現実とのギャップに翻弄されていく…。愛、仕事、仲間、そして夢。キャバクラを舞台に中年男性の青春をユーモラスな文章で哀愁たっぷりに描く。昭和〜平成の文化オマージュてんこ盛りのキャバクラ文学、爆誕!