小説むすび | 【POD】第八号転轍器

【POD】第八号転轍器

【POD】第八号転轍器

出版社

大陸書館

発売日

2023年11月10日 発売

北鉄(東清鉄道)のソ連から満鉄への譲渡は、そこに従事する鉄道員の生計に多大な影響を及ぼした。満鉄に勤務しつつ、「満人もの作家」を自任した著者は、五族協和の理想の下に有りながら、諸民族間の軋轢に翻弄される鉄道員たちの現実を描いた。第八号転轍器、窓口、一時期、木の芽立、帰去来、春遠胡同、寒駅、北の沃野の8編の小説の他に、著者の文学的立場を述べた満洲文学私観、随筆の哈爾浜の憂鬱を併録。

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