小説むすび | 【POD】狂え虹色 戦国志 第三章

【POD】狂え虹色 戦国志 第三章

【POD】狂え虹色 戦国志 第三章

人間社会は腐りきっている。必ずや叛逆を成し遂げる。



いま、才なき奴隷兵から不撓不屈たる大将軍へと這い上がった義虎(よしとら)と、彼が《風の巫女》の名を授けし教え子、残酷なる運命を蹴り飛ばす碧(みどり)による、深謀遠慮の革命が胎動する。



剣戟と戦略、異能の爆ぜる【教育系⁉ 戦国絵巻】



隣国の〈高句麗民族〉が圧政からの独立戦争を決行し、義虎は援軍の総大将へ任じられた。国々の情勢は密接に絡み合っている。来たるべき自国での叛逆に際し、ともに魂を懸けうる同胞との絆を探り、傷つき疲れ果てながらも暗躍する義虎は、かつて滅ぼされた祖国の遺民たちとも邂逅し……。



超大国の大軍師を相手に、義虎が裏の裏まで読み合って斬り進むなか、城を守る碧も名だたる将軍へと懸命に挑んで師の背を追う。碧は想う。



義虎は永く弱かったという。どれだけ己の非才を呪ったか。それでも幾数多の修羅の場数を踏破し続け、珠玉たる経験から生ずる圧倒的な戦闘力、超越的な洞察力、絶対的な精神力をその精髄へ染み渡らせた。



だから大将軍なのだと。自分もそうなりたいと。ここに、少女は戦乙女へと覚醒していく……。

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