【POD】『異界探訪日誌』 1980年から始まる5年間の日誌をとおした「妖精物語」
1980年代に記された「夢日誌」。
そこには、夢と現実の境が溶けあう不可思議な記録が残されている。
金縛り、浮遊感覚、幽体離脱、そして精霊との邂逅ーー。
一ノ瀬秋谷という青年が、自らの夢を克明に綴るうち、幻想は現実へと滲み出していく。
恐怖と陶酔のはざまで、彼は“異界”の扉を開いてしまったのか。
自覚夢(明晰夢)や変性意識、シンクロニシティなど、精神世界と夢現体験をめぐる一人称の探訪記。
実話とフィクションのあわいに立ち上がる、もう一つの現実。