小説むすび | 源重郎世事手控

源重郎世事手控

源重郎世事手控

出版社

花乱社

発売日

2025年8月12日 発売

「なぜ金は、俺のそばを擦り抜けるのか」
江戸北町同心・山根源重郎。この男、剣の達人でもなければ捕物名人でもない。
それどころか多額の礼金や袖の下を平然と受け取る。だからといって酒や女に溺れるわけでもない。
そんな男が有象無象の世間の中で、なぜ生き残ってこられたのか……。
風に吹かれる柳のように、源重郎の気持ちはいつも揺れ動いている。
江戸下町に生きる人々の人間模様
源重郎世事手控 (一)罠
源重郎世事手控 (二)蛇蝎
源重郎世事手控 (三)道中土産
源重郎世事手控 (四)富くじ
源重郎世事手控 (五)田毎の月
源重郎世事手控 (六)旧縁
源重郎世事手控 (七)変化
源重郎世事手控 (八)吝嗇の行方
源重郎世事手控 (九)武士の魂
源重郎世事手控 (十)袖の下
あとがき

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