出版社 : アスペクト
幕末前夜の長崎。日本でただ一人、シーボルトに愛された楠本瀧。間宮林蔵との出会い、鳴滝塾の医師達、娘として生まれるオランダおいね…それらをめぐる人々の百花繚乱の物語は、やがて日本を揺るがすシーボルト事件へ流れていく。
流浪の騎士・タウラッドに敗北したガーゼィの聖戦士クリスの姿は、メトメウス族の者たちを失望させてしまった。やはり予備校生が、救国の騎士として戦うことに無理があったのか。しばらくはこの世界から出られそうにないと覚悟したクリスは、この時代の戦術を学ぶことからはじめようとするのだが…。好評のシリーズ第3弾。
『ワンダラーズフロムイース』での冒険から1年。勇者アドルは、今や20才の青年へと成長していた。“さまよえる幻の都”の噂を聞き、新天地アフロカ大陸に渡ったアドルは、ナルムの豪商ドーマンの依頼を受け、幻の都への手掛かりとなる5つの結晶探しの旅に出るのだが…。同名SFCソフトを全三巻にわたり大胆に小説化。
浄化隊の隊長逆井は、牧場の一人娘ひいなを連れ出すよう手児名に命令される。手児名に疑念を抱いていた逆井は、浄化隊が仕掛ける容赦ないやり方を見て、手児名の命に背き、ひいなとともに凡樹の里を目指す。その頃凡樹の里では、東日流の跡を継いでトミオジとなった高市が伝説の剣を探して五霞山の洞窟を奥深く進んでいたのだが…。彼の前に突如現われたものとは。
ガンの再発で死んだはずの僕の祖父が、じつは生きていた。…『ハウ・トゥ・不老不死』日常の完璧なサポート・ツール“アドバイザー”を奪われたとき、僕は…『デジタルな神様』わずか数年後の未来=“1999年”の日常をシミュレートする仮想科学小説集。『1999年のゲーム・キッズ』完結巻。
巷を震撼させている連続殺人事件は、被害者の頭蓋骨が切断されていることから「ブレインハンター事件」と呼ばれていた-女性“トーキー”・粕川うららは、事件の取材を通じて、それが二年前に一度は解決された「ニューロキッズ連続殺人事件」に関係していることを突き止める。真犯人は誰なのか。その背後に企てられている陰謀とは。巨大多国籍企業群の思惑が交錯する治外法権のフリーゾーン「トーキョーNOVA」を舞台に、フリーランスの“チャクラ”・弾王、“特務警官”・竜二らと共に、うららは事件の真相を追う。電脳感覚アーバン・アクション・ストーリーの第一弾。
古の昔、神と魔はひとつであった。だが両者はいついか袂を分えち、血で血を洗う戦いー神々の黄昏ーが起こった。その後、神々は地上を魔族は地下の国を分け合う契約が結ばれ、世界には平和が訪れた。しかし遙かなる時の流れの中、地上には再び戦禍が起こる…。邪悪な軍師シュタットの操るバンドール国に征服された母国を救うため、マリオン国少年騎士フィンはいま、立ち上がる。
錬金術師が料理をする話、僧侶が飼う悪魔猫が妙にかわいい話など、ウィザードリィでお馴染みの作家陣六人による冒険者たちの冒険譚。それぞれの作家が創り上げた冒険者は、苦しみ、戦い、時にはユーモーアたっぷりに旅を続ける。ウィザードリィファンに絶対オススメの短編集。
ついに“その時”がやってきた。関東全域に鬼畜の悪名を轟かせた伝説の暴走族MAD BUGが甦ったのだ。崩壊していく世界の中で、突如訪れた高熱に苦しみながら、神様・大土円は世界の修復を目指す。しかし気まぐれなフォースのコントロールは思うにまかせず、蛍を喪う最悪の結果を呼び寄せてしまった。世界を産みだす若き神々の瑞々しい恋を描いた渾身のマジカル・ラヴストーリー、ついに完結。
黒衣の貴婦人・ステラさんのフォースの助けを借りて、大上円はついにこの世界の謎を次々に解き明かしていく。神様・円くんの目から見た世界の構造はいかなるものか“ウィンドウズ”に秘められた世界の真実とは。壊れていく世界の中に、“ファミリー”を離れてただ一人残った大上円は、愛する女性たちと共に新しいファミリーを作り上げる。新たな世界を産み出す“フォース”を発動する日は近い。
メガドライブ、メガCDなどで大ヒットとなった『シャイニング』シリーズ。そのサターン版『シャイニング・ウィズダム』が、いよいよ小説化された。舞台はパルメキア大陸の小国オデガン王国。周囲を外界から隔絶され、平和と繁栄を誇るこの地には、実は大きな謎が秘められていた。そこに忍び寄る魔導師パゾートの魔の手。オデガン国を救うため、主人公マルスの冒険が、今、始まる。
いま、最後の戦いが始まる。父アンシュラーク王によってヴァンクールにテレポートされたことを知った王子フリンは、故郷アインシュタットへと向かう。そこで彼を待ち受けたのは、父王アンシュラークとの王座を賭けた壮絶な戦いであった。また宿命のライバル魔界の悪魔インダールと大吸血鬼ギルバルスにも決着の時がきたのだ。壮大なるウィザードリィ・サーガの物語がいまここに完結する。
信州追分への旅行以来、なぜか円くんを避けている小雪ちゃん。大上円は、そんな彼女を訪ね、その鬱屈の意外な正体を知る。一方、ホタルは遺産相続問題で家を引き払うことになり、円くんとの“同居”を決意。小雪や伊福部らも加わって、“ユニー・ファミリー”が誕生しようとしていた。しかし、ホタルをつけ狙う敵の脅威はいよいよ間近に迫り、別離の予感が日一日とふくれあがる…大上円はホタルを守りきることができるのだろうか。
異世界“バイストン・ウェル”へと不幸にして召喚されてしまった、現代っ子の主人公・千秋クリストファ。流浪の民メトメウス族から伝説の聖戦士“ガーゼィの翼”として期待と不安を一身に背負わされ、自分なりに、なんとかがんばってはみたものの、やはり現実は厳しかった。「これからどうしよう」と嘆く彼を無視するかのように、さらに過酷な世界が待ち受ける第2巻が登場。
父アンシュラーク王によってヴァンクールにテレポートされたことを知った王子フリンは、父の本意を確かめそして本当の自由を得るために、戦乙女(ヴァルキリー)のデュカとともに故郷アインシュタットへと向かう。魔界の悪魔(デーモン)インダール、大吸血鬼(ヴァンパイア・ロード)ギルバルス、そして父アンシュラーク王が、悲運の王子の運命を翻弄していく。叶わぬ熱い想いに悩み苦しむ者たちもまた思わぬ運命へと導かれていくが。
家出して押しかけてきた不良少女コスギの面倒を見るうちに、大上円は彼女の健気さにうたれ、強い憐憫を覚えていく。けれど憐憫とは愛情と勘違いしやすいものなのであって…おまけに、るり子サンの部屋を訪れた円くんは、あまりに官能的な事態に出会ってしまうのだった。「あたし、挫けないよ。10回でも20回でもやり直すから」ホタルの台詞は強力なフォースを発揮し。ボヘミアン・円くんの放浪はまだまだ続く。