人の数だけ、恋には形がある。東京の夜を8コ、ズームアップしたら、こんなカップルの息づかいが聞こえてきた。どれも、心当たりがありそうで…。
教会から花嫁をさらって走り去る赤いロードスター。映画ならここでENDマークのはずだけど…。男と女のトホホでアララな恋の嵐。赤羽建美の書き下ろし小説。
そばにクルマのいる現代青春恋愛事情。青春の道具であり、舞台であり、オモチャであるクルマが脇役。主役は、そこら辺にころがっているキミたち。