小説むすび | 出版社 : テイアイエス

愛が孤独の始まりなのか孤独の果てに愛と出逢うのか…愛の哀しみと喜びを優しい眼差しで見つめ続ける浅野裕子、珠玉の最新作。

ある日、父親を亡くし、母親と二人暮らしの少年の家に『新しい家族』がやってきた。「これからは、この人があなたのお父さん。この子があなたの妹よ」母親に言われて、少年は目を疑った。新しい父親の手に引かれているのは、忘れもしない初恋の、あの女の子だった。

俺は私立探偵浜マイク、困った時はいつでも来なよ。横浜・黄金町に、カッコ良くてハートが熱い、ニュー・ヒーローが誕生した。日本映画界の風雲児・林海象書き下ろし痛快娯楽探偵小説、シリーズ第一弾。

単身赴任中、男は情事を楽しんだ。だが、その代償は思いがけず大きかった。幸せを象徴するように花があふれる家に、一輪の孤独なバラが棘を刺す。

戯れの愛、その終曲は。愛の裏側をえぐった究極の問題小説。

精神科医に異常なまでの愛を注いだ元患者が、嫉妬に狂い描いた復讐のシナリオ。愛の究極の姿なのか、盲執なのか。花ことばに激しく燃える想いを映し、女の情念が静かに忍び寄る。愛の裏側にひそむ嫉妬ほど、怖いものはない-。