怪獣だって恋したいー。現実に絶望する小日向さんと、千年を生きるゴンス。「夜の京都」で出会ってしまった二人の運命の行方は?儚くも、淡い希望が揺れては浮かぶ、新世代のファンタジー。第3回京都文学賞受賞作。
前田エマ、はじめての書き下ろし小説集。素朴な疑問を手放さず、現代の生を潔く鮮やかに問う、珠玉の2篇。「動物になる日」「うどん」を収録。