出版社 : 一二三書房
華やかな夜会の最中、貴族令嬢リネット・ロレンスが血に染まり息絶える。混乱の中、彼女を発見したクリスティア・ランポールは周囲の視線を浴び、容疑者として追い詰められる。証言は食い違い、偽りの告白や隠されたアリバイが次々と浮かび上がり、誰もが犯人に見える緊張の中で真実を探る推理戦が始まる。冷酷な動機、愛憎の影、権力の思惑が渦巻く中、クリスティアは鋭い洞察で嘘を暴き、緊迫の告発によって真犯人を突き止めるのだが…。
エレナとの出会いをきっかけに、お悩み相談所を始めることになったハーフエルフの少女ジュリ。 雪が止み、新たな年を迎えてからも、彼女たちの元にはこれまでと変わらず悩みを抱えた相談者がやってくる。 連れ添った妻へ長年の愛を伝えられない老父。相手の幸せを願いながらも仲違いしてしまう姉弟。 ジュリは刺繍と付与の力を通して、人々の大切な想いを紡ぎ、届けていく。 そんな日々を送る中、相談所にひとりの人物が姿を現す。 それは、ジュリとどこか似た面立ちをしたエルフの女性で……。 ジュリの出生の秘密に迫る第二巻。
美しい白エルフたちの国・エルフィンドと、稀代の名君・グスタフ王率いる魔族連合国家オルクセンの、因縁の戦いが激化! 双方に数多の被害を与え、悲劇を巻き起こしながら、雌雄を決するときは、近づきつつあった。エルフィンドから逃げ延びたダークエルフ族は、ディネルースを筆頭としたオルクセン最強の《牙》として、仇敵の同族の喉元に歯を立てるがーー。血湧き肉躍る異世界戦争群像劇、シリーズ第6弾!
神の加護を受け、わずか5歳で魔境にて孤独な戦いを続けてきた公爵令嬢メイベル。 感情を忘れた彼女に、人々は「穢れ令嬢」と蔑みの名を与えた。 周囲の冷たい視線に晒され、ついには王太子から理不尽な婚約破棄を言い渡される。 それでも心を動かされることのなかったメイベルーーそんな彼女の運命は、隣国の皇帝「暴虐皇帝」カイエルとの出会いによって大きく揺れ動く。 「貴女が我が国を訪れてくれるのを待っているよ」 カイエルの言葉に導かれ、自らの意思で隣国へと足を踏み出す。 彼の一途な想いに触れ、メイベルの中に初めて“感情”が芽生えはじめるーー。 穢れと呼ばれた最強令嬢が暴虐皇帝を無自覚な愛で溶かす、波乱のラブストーリーが幕を開ける!
女神ヴィダとの邂逅を果たし、神々の加護を得たヴァンダルー。母ダルシアの蘇生が見えてきたことで、再び障害となりかねない仇敵パルベック伯爵の排除に向かうが、そこで予期せぬ人物との邂逅を果たすことに。一方、ヴァンダルーの排除を目論むロドコルテに、とある誤算が発覚し……。そして、ついに現れた『ザッカートの試練』へ、仲間たちとともにヴァンダルーが挑むーー!!
王国の陰謀により、女王は倒れ、ロバートは幽閉されてしまう。必死に脱出を試みる彼を待つのは、帝国で穏やかに暮らす妻セナと息子ディーノ。かつての公爵令嬢であり母となったセナは、大切な家族を守るため運命に立ち向かう決意を固めるのだった。セナとロバート。それぞれが運命に立ち向かう待望の第2弾!
魔女セミラミスの内通者を無事突き止め、理想ののんびり生活を手に入れた元冷徹女王リベル。 アルザード王国でレントの側近として平穏な日々を送る彼女だったが、その日常は突如もたらされたひとつの知らせによって崩れ去る。 それはレントの父、アルザード国王グラベルが移民たちの住む異界領土へ宣戦布告をしたというものだった。 内戦を阻止するため、リベルはレント、ルイズと共にグラベルが拠点を置く古郡領土へと足を踏み入れる。 しかしそこにも、魔女セミラミスによる策謀が張り巡らされていて……。 モノグサな元女王が休みを手に入れるために奮闘するセカンドライフファンタジー、選択と決着の第二弾!
王弟ロレンス様と一緒にダンジョン「古楽の迷宮」に潜ったルークさん。本来の目的である風精霊さんへのお礼は言えたものの、精霊のカブソンさん(カワウソ)からダンジョンの秘密を教えられてしまう。さらにはリーデルハイン領の近くにも未発見のダンジョンがあると知り……!? 大恩あるリーデルハイン家に危害が及ばぬよう、ダンジョンを調査することに!
。やがてミサキは瀕死のドラゴンとも出会い、癒やす力で絆を結んでいく。居場所を失った彼女が、新しい仲間とともに笑顔で未来を切りひらく、ちょっと不思議で温かな冒険の物語。
優しい仲間とパーティーを組んだ元聖女見習いのミオ。 ダンジョン探索に心躍らせる彼女たちだったが、王都を致死率の高い伝染病が襲う! 聖女が見捨てた人々を救うため、ミオは仲間と共に古代魔法道具【アーティファクト】で薬作りを開始! しかし、貴族たちがミオたちの前に立ちふさがる……。 ミオの無自覚で強力な『なおす』力が、絶望の都を救う奇跡を起こす!? 無自覚元聖女のドタバタファンタジー第二弾!
ネヴィルで家族旅行を楽しんでいたリアたちだが、以前リアが作った魔石の熱を調節する「あったかポシェット」を巡って、ファーランドのカルロス王子が訪れたり、作り方をネヴィルの魔道具師たちに教えることになったりと、いつもどおり大忙しであった。 そんな中、護衛の訓練について意見が対立したルークとリアは、初めて言い争いの喧嘩をしてしまう。リアの言葉を受け入れられないでいたルークだが、それがきっかけで民のことを改めて考え、ある案を思いつく。そして無事仲直りしたリアに、ネヴィル領の民家にある魔石に魔力を入れて回ることを提案するーー。 ニコとマークも合流し賑やかになる一方、新たな事件も巻き起こり、ついにリアたちはファーランドに向かうことに!?わくわくが止まらない第11巻!
下賎な魔法と蔑まれる生活魔法の使い手である子爵令嬢ネリネは突然婚約を解消され、実家からも追い出されてしまう。 行き場のない彼女は辺境のアーノルド・ウォレス侯爵の下で使用人として働くことに。 彼は冷酷無比な『怪物侯爵』と恐れられているけれど……あれ、この人、ちっとも怖くないんですが!? 予想外なアーノルドの優しさに触れながら、持ち前の生活魔法を活かしてなんとか頑張ろうと決意するネリネ。 だがしかし、アーノルドが求めていたのは使用人ではなく花嫁でーー? 不遇な令嬢が生活魔法で大逆転!? じれったい二人の溺愛ファンタジー!
貴族令嬢ミモザ=アリステラには、若くして病死した前世があった。 健康な体を持つ今生は誰かの役に立ちたいミモザだが、補助系の付与魔法しか習得できない役立たずとして、家族や婚約者につらく当たられる日々。 だがそんな彼女の前に、ミモザが魔法を込めた折り鶴に救われたと話す勇者の青年が現れる。 自分でも誰かの力になれる? それを知ったミモザは青年と共に人助けの旅へと足を踏み出すーー
今度の課題は農業改革に街道建設!!従魔や獣人少女たちとの辺境ライフは超順調ーかと思いきや!?
“氷の軍神騎士団長”と呼ばれる辺境伯マクシムのもとへ嫁いだエディットは、少しずつ辺境での生活に馴染んでいた。 しかしそんな矢先、幼い頃からマクシムを想い続ける令嬢が現れる。 それでも変わらず溺愛してくれるマクシムのため、彼に相応しい妻となることを決意したエディット。 過去を受け入れ、様々な困難を乗り越えながら二人の距離はさらに縮まっていき……。 家族に愛されなかった少女が掴む、幸せな未来とはーー? 強面騎士団長×不遇な令嬢の溺愛シンデレラストーリー、堂々完結!
バッカスは幻惑の美女・ストロパリカからあまりよくない報告を受ける。それは、クリスの哀しい過去にまつわるものだった。そんな中、バッカスたちの町に騎士団がやってくることが判明する。そしてその隊長こそが、クリスの因縁の相手だった。剣と飯。バッカスの力で、クリスの忌まわしき過去を断ち切れるか!?
ドワイト男爵家の令嬢エレンは、厳格な祖母に容姿が似ているからという理由で両親に愛されず、家の仕事を手伝いながら使用人同然の生活を送っていた。 ある日「お前の結婚が決まった」と突然父に告げられ、親ほどに年の離れたアドレット伯爵家に追い出されるように嫁ぐことになったエレン。嫁ぎ先で女主人として振る舞うことを命じられた彼女は、伯爵家一人息子のアンドリューに反発され孤独を感じながらも、邸内の管理と息子の養育、事業の監査などを見事にやり遂げた。 だが伯爵亡き後、アンドリューが結婚するため自分を追い出そうとしているという噂を耳にし、ショックを受けた彼女は、何もかも捨てて自分の幸せを掴むため家を出ていくことを決意するーー。
森の奥深く、狼と暮らすハーフエルフのジュリはある日、人間の少女エレナを助ける。 彼女の怪我が回復するまでの間、共に過ごすことになった二人。 一緒にご飯を食べたり、刺繍を教わったり……。 エレナとの穏やかな日々の中で、ジュリは自分に付与魔法の才能があることに気づく。 その力を役立てるため、二人は『お悩み相談所』を始めることになるのだが……? 大切な物に刺繍を施し、幸せな未来を願うこの場所には、今日も悩みを抱えた新たな相談者がやってくる。 悩みに寄り添い、想いを紡ぎながら、ジュリは少しずつ人々との繋がりを深めていくーー。