出版社 : 合同フォレスト
朱雀門の残照朱雀門の残照
「位子 雀部朝臣道奥 銭五百文」。701年、大宝律令を基軸にした律令国家が誕生した。この時から、人が人を「評価」する制度が出来上がった。この物語は藤原京から平城京の時代に、「従五位下」という貴族まで上った下級役人の悲哀に満ちた著者渾身の歴史小説である。
対馬への旅対馬への旅
昭和40年代、長崎県対馬でイタイイタイ病発症の疑惑が発覚するなか、会社ぐるみの隠蔽工作の当事者として県議会の証人尋問を受けた義父。手帳に遺された「罪なきこととけして言うまじ」の言葉の真実を追って、夫婦の過去への旅が始まる。
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