芥川賞候補にあげられた表題作ほか「かけまくも」「潰滅」など、文体上のさまざまな実験を試みた、前著『薔薇を喰う』以後十五年の作品を集成する。夢と記億、そしてユーモア、最新創作集。
恐怖と戦慄、そして、諧謔とユーモア、夢のカレイドスコープ、物語の饗宴。日常の向う側、無意識の裡に潜む異界への招待状!稀代のストーリーテラーが織りなす夢のアラベスク。