出版社 : 株式会社アルファポリス
幼い頃、盗賊団に両親を攫われて以来、一人で生きてきた少年、ローグ。ある日彼は、狩りの最中に自称神様という不思議な男の子を助ける。半信半疑のローグだったが、お礼に授かった能力が優れ物。なんと相手のスキルを見るだけで、自分のものに(しかも、最大レベルで)出来てしまうのだ。そんな規格外の力を頼りに、ローグは行方不明の両親捜しの旅に出る。当然、平穏無事といくはずもなく…彼の力に注目した世間から、数々の依頼が舞い込んでくる。魔物討伐に人命救助、竜退治まであれこれこなしているうちに冒険者ランクはうなぎ登り。いつしか人は、彼を『覇竜のローグ』と呼ぶようになっていた。これは、そんなローグの冒険譚。
精霊の力を借りて戦う“精霊術師”の少年ニノは、ダンジョンで先輩冒険者に嵌められ、見捨てられた。だがそこで偶然、ある精霊と出会い契約することに。その精霊ーフィアーは、かつて人族と敵対し数百年もの間封印されていた、闇精霊の少女だった。おぞましい闇の力とは対照的に、フィアーは普通の女の子らしさや優しさも持っていた。フィアーのおかげでダンジョンから街に帰還したニノは、そこで幼馴染の精霊術師フィリスとも再会する。しかし騒がしくなった日々を楽しむ間もなく、自らを見捨てたパーティとの確執や、突如始まった謎の少女による“冒険者殺し”事件に巻き込まれていく。大切な仲間を守るため、ニノは自分の身を顧みず戦いに身を投げるのだった。心優しき少年と精霊たちがおくるファンタジー成長譚、開幕!
ランペルージ王国・東方辺境伯家の跡継ぎ、ディンギル・マクスウェル。彼には女癖の悪さという欠点こそあるが、隣国との戦ではいくつもの手柄を立て、内政にも明るい。「マクスウェルの麒麟児」という異名とともに、その天賦の才を周辺諸国にまで知らしめていた。順風満帆な人生を送るディンギルにある日、一つの転機が訪れる。サリヴァン・ランペルージ王太子がディンギルの婚約者と密通していたのだ。サリヴァンはディンギルに不当な婚約破棄を言い渡し、あろうことか故郷や戦士としての誇りを侮辱する。愚かなサリヴァンに失望したディンギルは、裏切者達から全てを纂奪することを決意。謀略の限りを尽くしてサリヴァンをどん底に追い詰めていく。やがて婚約破棄から始まった騒動は、王国の根幹を揺るがす大事態へと発展しー!?最強クズ君主の成り上がり英雄譚、ここに開幕。
今から七年前。婚約者である王太子の自分勝手な都合により、国外追放に処された令嬢・ツェレア。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に居場所のない彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。そして現在。ツェレアのもとを、魔王討伐パーティが訪れる。女神の神話によって彼女がパーティの一員に指名され、勧誘にやって来たのだ。しかし、彼女はそれを拒絶。それどころか、パーティの一人を痛めつけて送り返す。実はツェレアは女神や魔王と裏で結託しており、神託に関わる一幕すらも彼女の企みの一端なのであった。狙うは自分を貶めた王太子の首。悪役にされた令嬢ツェレアの過激な復讐が今始まるー!
「日ノ本」と呼ばれる国で、最強と名高い一人の忍者が主君を守るために命を落とした。このまま冥土に落ちるかと思いきや、次に目覚めたときに彼が見た光景は異国の言葉を話す両親らしき大人たち。最強の忍者は、ファンタジー世界によりにもよって赤ちゃんとして転生してしまったのだ!異世界で「ジン」と名付けられた彼は、悠々と二度目の生を満喫しようとしたが…この世界の生物全てに備わっている魔力がジンにはまったくないと判明する。魔力ゼロを理由に周囲から蔑まれるジン。しかし彼はひょんなことから、前世で習得していた忍法を使えることに気付く。しかもこの忍法は、魔法より強力なものばかりだった!?魔法を使えない代わりに、ジンはチート忍法を使って、気ままに異世界生活を楽しむー!最強少年のお気楽忍法帖、開幕!
40歳の真島光流は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事などー生きていく方法を、教えてくれたのだ。この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことにー異世界大逆転ファンタジー、待望の書籍化!
魔人討伐のための勇者召喚に巻き込まれ、異世界に転移した青年、ユウキ。彼は『アイテム使用』なるゴミっぽい名前のスキルを授かったばかりに、城から追い出されてしまう。手切れ金に金貨を百枚もらったものの、見知らぬ町に一人、行く当てはなし。試しに『アイテム使用』を使ってみたところ、なんと頼みの金貨が消失していた!途方に暮れた彼がステータスを確認すると…なぜか「金貨投げ」という未知のスキルが増えているではないか。実はこの『アイテム使用』、使ったアイテムからスキルを得られる神能力だったのだ。ガラクタの山を漁って見つけたゴミアイテムを使っただけで、新スキルをどんどんゲット!これさえあれば、異世界で自由に生きられる!?