出版社 : 誠文堂新光社
堀江貴文の生き方論、名著『多動力』が異世界小説になった!あなたの生き方が変わる、ホリエモン流エンターテインメント!ダメダメなビジネスパーソンも多動力を発揮して異世界での生き方も最強レベルにバージョンアップ!
人は恨み辛みが生きる肥やしとなる。我が子への愛より腐臭漂う己の人生を謳歌する。そんな哀れな女に付きまとう、「エコエコアザラク、エコエコザメラク」。黒井ミサがつぶやくそれは、死へと導く呪文か救いの言葉か。人の臓器の奥深くに潜む業をえぐり出し、読む者の煩悩をも浄化させる、文芸ホラーの第一人者、岩井志麻子が書き下ろす四編。
医療ロボット技術は日進月歩。遂に自律型AIを搭載した医療ロボットが完成。その開発チームの医師の言葉は、あたかもB・Jへの挑戦状だった(『B・J vs.AI』)。フライト前のB・Jに、青年は「弟は、いまも一四歳のままです」と言った。iPS細胞の新たな可能性を信じ、時が止まった命と対峙するB・J(『命の贈りもの』)。ある夏届いた手紙に誘われ、中東の街を訪れたB・J。同時期、遠く離れた診療所の中、留守番するピノコの目前で小さな命の灯が消えかけていた!(『ピノコ手術する』)。B・Jの友人で医師の手塚は、中学生の息子を持つ行きつけの呑み屋の女将が心配だ。わが身を顧みず働く母を思い、息子から手塚に驚愕の提案が(『女将と少年』)。母の仇かつ身体と心に消えない傷を残した男の居所を掴んだB・J。たどり着いたその場所で、「死神の化身」と呼ばれる男、ドクター・キリコと遭遇(『三人目の幸福』)。医学界に一石を投じるヒューマンドラマ!
11階の窓から失礼します。死を予言する新聞読みませんか!?ある夜美人女子大生、桜子が暮らすマンションの11階の窓から、突然飛び込んできた「新聞」。そこに書かれたボーイフレンド、孝二郎の事故死の記事。直後の電話では孝二郎の元気な声。朝を迎えた桜子は、孝二郎の家へ。そして悲しくも恐ろしい現実を知ることになる。それは、桜子を苛む恐怖のほんの序章に過ぎなかった。ホラー小説の鬼才、大石圭の書き下ろし小説で『恐怖新聞』が蘇る!
1910年、麻布天文台。ハレー彗星が地球へ回帰したその年、僕はかけがえのない女性に出会った。そして交わした、ふたりだけのかたい約束。それを解くのは、76年後の秘密の言葉。「星が綺麗ですね」ひとりの青年の恋と成長が、ハレー彗星の回帰とシンクロしていく、ちょっと不思議な物語。