道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところにも、また道があるー。気位、男の誇りを捨てきれずに自分の道を切り拓いてゆく男の激情!日本推理作家協会賞受賞作。(解説・生島治郎)
理想の男性、光源氏の誕生。亡き母の面影を慕う源氏は、ついに父帝の女御と。光君に魅いられた女人群像を描く。