1993年10月1日発売
夢の底から来た男夢の底から来た男
平凡な経理マンとして働いている加藤一郎の夢の中に、いつごろからか、血まみれの手をした男が現われ、彼の名を呼ぶようになった。そしてある朝、通勤の地下鉄の中で加藤は、血まみれの手の男を見つけ、夢の中の男が現実へ侵入してきたことを知る…。平和な生活が破壊されてゆく男の戦慄を描いた表題作ほか、日常に潜む恐怖を扱った四篇を収録。
きっと世界中の誰よりも(上)きっと世界中の誰よりも(上)
夜勤明けに病院に呼び出された非常勤外科医の花衣都。どうやら同僚の北斗医師が、入院患者と何かモメているらしい。その患者というのは、なんと今をときめく人気アイドル歌手の結城翔だった。彼は仕事のために手術はできない、とガンとして北斗たちの言葉を受けつけない。お目付け役として、花衣都は翔の面倒を見ることになるが…。二人をめぐる、さわやかラブ・コメディ。
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