1995年6月10日発売
タイム・リープ あしたはきのうタイム・リープ あしたはきのう
鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…”若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香に何が起こっているのか調べ始める。だが、導き出された事実は、翔香を震撼させた。“そ、んな…嘘よ…”第1回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した高畑京一郎が組み上げる時間パズル。最後のピースが嵌る時、運命の秒針が動き出すー。
アンモナイトをさがしに行こうアンモナイトをさがしに行こう
「あなたはあなたでいいんだから。あなたは長い時間をかけて、よりあなた自身になっていけばいいんだから」中学3年の途中から不登校になった少女の一年。普通に登校している生徒たちの文集。少年院からの声。農村で共同生活する子供たちの手記ー揺れ動く現代社会の中で、様々な危機を抱える子供たちの発する光と影のメッセージと、それを受けとめる大人たちの姿をモザイク的手法で写しとった長篇小説。
伊波アヤの半生伊波アヤの半生
日本の歴史上もっとも激動の明治の末から大正、昭和の敗戦まで、阿波吉野川(四国三郎)で生まれ育った若鮎(ヒロイン)が、一枚の見合い写真をたよりに朝鮮半島へ渡り、そして中国大陸へと運命の時流に翻弄されつつ、いかなる淀みにたどり着いたのか…。本書は、その軌跡を赤裸々に綴ったものである。
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