1999年10月4日発売
神無き月十番目の夜神無き月十番目の夜
江戸初期、北関東でひとつの村が地上から消えた。「サンリン」と呼ばれる聖なる空間で発見された老人から赤子までの骸は三百余。ここで何が起きたのか。歴史の闇に葬られた謎の“大事件”を甦らせて、高い評価をえた暗黒と戦慄の巨篇。
霍去病(上)霍去病(上)
執拗に侵攻を重ねる匈奴を駆逐し、前漢の全盛期を築きあげた青年将軍・霍去病…彼を巡る皇帝から無名の庶民たちにいたる、赤裸々な老若男女の群像。超大型新鋭が見事に織りあげた面白さ無類の大河歴史ロマン。
霍去病(下)霍去病(下)
僅か24歳で夭逝した天才将軍・霍去病の出生の秘密と死の謎。絶頂期を迎えた前漢七代・武帝の治世の、風俗生態、世相人情、そして想像を絶する権謀術策を二千百年の時空を超えて鮮やかに現代に甦らせた、サスペンスと詩心あふれる長篇歴史傑作。
雨更紗雨更紗
その少年の肌は、あの碗の青貝のようで妙に照るんです…雨夜に哉を抱いたのは幽霊か?美しい教師に愛された少年は本当は誰なのか?雨にけむる生と死のあわいで揺れ動く魂の交流を描き絶賛された珠玉作。
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