家康の秘命を受け、徳川三代将軍の座をかけて争う甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。四百年の禁制を解き放たれた伊賀甲賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽くし、戦慄の死闘を繰り広げる地獄相。
江戸の石川群東斎巌流の許で修行、二刀流を編み出した武蔵は、小倉藩剣術指南役の父を闇討ちした仇・佐々木岸柳を探し求めて諸国を行脚。数々の試合で勇名を馳せ、遂に豊前島での決闘に臨む