2003年11月1日発売
柳生魔斬刀柳生魔斬刀
平成の『魔界転生』ついに誕生!関ヶ原合戦を勝ち抜いた徳川家康は天下を束ねるため、兵法指南役・柳生宗矩に謎の連続惨殺事件の調査を命じていた。槍の名手といわれた高僧・宝蔵院胤栄の怪死、名医・秦宗巴の急病死、「洛中洛外図屏風」「酒伝童子絵巻」を著した大家・狩野家に伝わる戦慄の言い伝え、そして明智光秀の本能寺襲撃にも謎は広がり…。宗矩必死の探索の結果、おぼろげに見えた魔敵の恐るべき正体とは?危うし、宗矩!天下最強の魔敵に、柳生家秘伝の魔斬刀がうなる!!戦国を骨太に描いた書き下ろし本格伝奇時代小説。
あかんあかん
人を刺す蚊にもなれないボウフラ、いや、ヤクザにもなれないボンクラ達がいる。何をしてもうまくいかない奴らがいる。カネの匂いを嗅ぎ回って、大阪の裏街をちょろちょろと動き回っている。仁義よりもツレよりも、大切なのは明日の我が身。金は欲しいが苦労はいらん。ここぞというときだって、腹などくくらんー。そんなあかん男たちが巻きおこす、セコくて情けない6つの事件を、優しく、ユーモラスに描いた連作短篇集の誕生。
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