2005年4月7日発売
全てを包み込んでしまうかのような白銀に覆われたアラスカのアシアク山。ジュンヒョンと仲間たちは頂上を目指し、寒風吹きすさぶ絶壁の斜面に果敢に挑んでいた。ついに頂上に辿り着いたジュンヒョン、ミョングン、ウソンの3人だったが、喜びもつかの間、下山の途中、事故で遭難してしまう。九死に一生を得たジュンヒョンとウソンのふたりは、氷の洞窟に避難する。ジュンヒョンの足は脱臼し、悪天候という最悪の状況。凍死から逃れるため、ふたりは互いの過去を語り始める。ジョンヒョンは、かつて愛したひとりの女性のことを。そして、ウソンは、幼い頃から想いを寄せていた女性のことを…。死と向かい合わせのぎりぎりの状況のなか、次第にふたりは互いの愛した女性が同一人物であることに気付く。彼らの最愛の女性、ギョンミンへの想いを…。ひとりの女性をめぐる、ふたつの運命的な愛を、雄大な自然を舞台に描く、山岳ラブ・ロマンス。
芸能誌「芸能ワールド」の記者ヨナは、いまだにキスの経験もない恋にオクテな女性。キスを拒絶したことが原因で恋人に振られてしまい、ヒステリー気味な毎日を送っている。そんなヨナの前に、新人カメラマンのギョンヒョンが仕事のパートナーとして現れる。いかにもプレイボーイ風の外見と態度のギョンヒョンに反感を持つヨナをよそに、彼女に興味を持つギョンヒョン。事あるごとにアプローチしてくるギョンヒョンを疎ましく思うヨナだったが、ふたりが担当した記事が注目を浴びたことをきっかけに、少しづつ心を開いていく。軽い外見とは裏腹に実は純情なギョンヒョンも、ヨナに惹かれていくが…。恋にオクテな女性記者とプレイボーイのカメラマンの不器用な恋を描く、ロマンティック・ラブストーリー。
あの人もこの人もみんなDNAのせい? 人生いろいろーー摩訶不思議な「人」という生物。「人生は喜劇であると同時に悲劇でもある」「趣味は人間ウォッチング」という赤羽センセイによる書き下ろし「人間観察のススメ」が1冊になった。人は人がいないと生きてはいけない。泣ける本もいいけど笑える本はもっといい。アナタの近くにもこんな人いますよね。誰かのことを思い描いてクスクス笑いながら読んでください(しかし、立ち読みはお断りします)。アナタの周りの、こんな人あんな人……だから人間やめられません。笑い話にホラ話、いま流行りのウンチク話、そして忘れてならない「ムダ話」。ゲラゲラ笑えるわけでもなく他人に自慢できるわけでもない話。ちょっぴりおかしく悲しい話。無駄話を書くほうも読むほうも、無駄といえばこんな無駄(贅沢)な時間の過ごし方はない。だけど、なんでいままでなかったのだろう?→こんな「エセノベル(似非小説)」。