2008年1月5日発売
献残屋秘めた刃献残屋秘めた刃
献残屋を営む箕之助は、好人物で評判の町医者が敵持ちで市井に潜む身の上であることを知る。そして、町医者の身辺を窺う浪人風体が、押込みと辻斬りの犯人でもあることをつきとめる。箕之助は、用心棒日向寅治郎らとその浪人を始末し、老町医者の過去を消そうと奔走する(「秘めた刃」)。また、商家で先妻が後妻に“うわなり打ち”を仕掛ける事件が発生、そこに謀の疑いを持った箕之助たちがみごとに非道を暴く(「女騒動」)など、好評シリーズ第5弾。
はぐれ与力(巻之3)はぐれ与力(巻之3)
元与力、井上孫四郎は、新たに始めた捜し屋稼業がようやく軌道に乗り始め、ひと息ついたところ。そんな孫四郎夫婦に舞い込んできたのは、七人の捨て子の親探しと世話の依頼だった。育ち盛りの子どもたちの底なしの食欲に圧倒される孫四郎と妻のお福。だが、孫四郎は捜し屋稼業で江戸の闇に足を踏み入れた結果、人身売買であくどく儲ける極悪人に命を狙われるようになっていた。預かった子どもたちのために買い出しに出た孫四郎を尾行する不審な人影が!?書下ろし時代小説。
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