2008年7月発売
東京・六本木で五十口径もの拳銃を使う殺人事件が相次いだ。被害者はすべてアラブ系人種。傭兵・藤堂浩志はイラクで横行する狂気の「人間狩り」を想起した。日本で何が起ころうとしているのか?折しも一月後、G8地球サミットのため、各国要人が日本に集結する。CIA、米陸軍特殊部隊も暗躍する中、浩志率いる傭兵部隊が始動する!驚愕のアクション巨編、第三弾。
結婚。それは女なら一度はあこがれる理想郷…。ここにその夢に目覚めた女がいた-。引田輝子、29歳独身、グルメ番組のディレクター。今の仕事もライフスタイルも手放したくない!だけど結婚もしたくなっちゃった!果たしてそんなことができるの!?まさに“実現不可能”(?)ミッション開始。
警察OBの越沼が殺された。頭蓋骨が切断され、脳味噌に王冠のように釘を植えつけられて。それはかつて「キング」と呼ばれる殺人者が繰り返した、二十六年前の忌まわしい迷宮入り事件の手口と同じだったー。弘前中央署会計課係長の小松一郎は、幼馴染みの警視庁警視正・風間によって、捜査の最前線に立たされる。少年時代二人はキングの被害者だったのだ。地元有力者を密かに容疑者と目する風間たち。だが、その追跡も空しく、猟奇殺人はさらに続く。そして、解決の鍵となる捜査資料が紛失した。署内に事件と関わりのある者がいるのか?北の街を舞台に心の疵と正義の裏に澱む汚濁を描く、警察小説の傑作誕生。
幼い頃、どん底の世界から助けてくれた軍狼と兄弟のように育った蕾華。しかし、軍狼が双子の弟・軍皇に対して憎しみを抱きはじめてから、三人の関係に亀裂が…。その猟奇的な感情は蕾華へと向かい、ついには犯すまでに。玩具のように陵辱され続けることに耐えられず、軍狼に本当の気持ちを言えないまま逃げるように日本へやってきて4年…だが、蕾華を連れ戻しに軍狼が現れて…。傲慢狼の情炎愛。
大学講師・怜の夜の顔はバーテンダー。そして極道・横溝の恋人。ある日、学会で京都に赴いた怜は一人の老人と知り合うのだが…その老人は実はヤクザの組長で、しかもそれが縁で、組織の幹部、筒井からしつこく迫られる羽目に…。最愛のペット、怜の貞操の危機に横溝は大激怒。たまたま京都の組との提携話が進んでいた時だけに、怜の身にも予想外の危険が降りかかり…。苛めモード全開書き下ろしケダモノ愛戯。