2009年8月20日発売
浮世でランチ浮世でランチ
「人生ってきっと、ワタクシたちが考えているより、二億倍自由なのよ」。中学に入ってから不登校ぎみになった幼なじみの犬井。学校という世界に慣れない私と犬井は、早く25歳の大人になることを願う。11年後、OLになった私だが、はたして私の目に、世界はどのように映るのか?14歳の私と25歳の私の今を鮮やかに描く文藝賞受賞第一作。
ぶぶ漬け伝説の謎ぶぶ漬け伝説の謎
地元弱小新聞の自称エース記者・折原けいに殺人容疑が?京都の裏情報を取材に来ていたフリーライターが毒殺され、接触していた彼女に警察が目をつけたのだ。マイナーな名刹・大悲閣千光寺の寺男・有馬次郎は、容疑を晴らしてやるため、調査に乗り出すがー(表題作)。知る人ぞ知るミステリアス京都と、古都ならではの謎解きの妙味。
千一夜の館の殺人千一夜の館の殺人
数理情報工学の天才、久珠場博士が死去。遺産は百億円にも上るという。遺産は子供三人が相続し、最新の研究成果を収めたディスクが、博士の恩人の子孫に遺されることに。遺書開示の立会弁護士・森江春策の助手・新島ともかは、ある奇縁から、遺族への潜入捜査を開始する。そこには連続殺人の惨劇が待ち受けていた…。凝りに凝ったプロットが光る、本格推理の傑作。
諏訪・安曇野殺人ルート諏訪・安曇野殺人ルート
諏訪湖に沈んだ車の中で死んでいた男。そして、政財界の大物を顧客に持つクラブのホステスが刺殺された。作家を名乗り、湖畔に隠れ住む男が、捜査線上に浮かぶが、その動機は何なのか?十津川たちの必死の捜査によって、政敵のスキャンダルを握ることで、日本の政治を壟断せんとする秘密組織の黒い野望が暴かれる!政界の闇をテーマに、巨匠が描く傑作サスペンス。
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