2010年6月20日発売
終幕のない殺人終幕のない殺人
浅見光彦は、芸能界の大物・加堂孝次郎が箱根の別荘で毎年開く豪華な晩餐会に招かれていた。そこでは二年連続で不審な死亡事故が起きていた。今年こそ事故を防ぐため呼ばれたのだ。十四人の賓客を迎えてパーティーが始まったが、暴露本を書いた俳優の永井智宏が女優の妻の目前で毒殺された!“密室”と化した豪華別荘で起きる連続殺人の謎に浅見光彦が挑む。
臥竜の天(上)臥竜の天(上)
時は戦国末期ー。みちのくの大地から隻眼で天下を見つめる十九歳の若者がいた。伊達家当主、政宗である。下剋上の世にあって馴れ合う奥羽大名の慣習を打ち破り攻めに出た政宗だったが、畠山氏に裏切られ、父・輝宗を喪う。悲しみを乗り越え、怒涛の勢いで奥州制覇に動き出す政宗。一方、上方では豊臣秀吉が天下統一に向けて奥羽にも手を伸ばそうとしていた。
袈裟斬り 風烈廻り与力・青柳剣一郎16袈裟斬り 風烈廻り与力・青柳剣一郎16
蝋燭を手に二階家に立て篭もった男。周囲の住人は火事を恐れて騒然となった。しかし平井大二郎と名乗る旗本が、隙を衝いて男を袈裟懸けに斬り捨て、騒ぎは落着する。平井は一躍英雄と称えられるが、一部始終を目撃した青柳剣一郎は、平井の挙動に言いしれぬ不気味さを覚えていた。探索の末、炙り出された騒ぎの真相と平井の過去。剣一郎は罪なき人々を救えるか!?書下ろし長編時代小説。
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