2013年11月19日発売
神剣の守護者神剣の守護者
神器「草薙剣」の守護者となることが、楠木家の使命となって百余年。伊勢に侵攻してくる織田軍を視察するため津島にいた若き楠木の当主・正具は、猿顔の奇妙な男の命を救った。織田との戦がもはや避けられないところまで来たある日、正具の前に織田家の使者がやってくる。その使者の名は中村藤吉郎。以前に命を救ったあの猿顔の男だった。藤吉郎の使命は「神剣とともに楠木正具を岐阜へ連れて来ること」。第六天魔王を名乗る織田信長とは、天下を託せる人間なのか?正具はそれを見極めるべく「草薙剣」とともに信長のもとへと向かったー。
ゼロワンゼロワン
街を逃げ出した久我原がやってきたのは、司法過疎地域の南鹿村。村で唯一の法律家となった彼のもとへ、待ってましたと言わんばかりに村人が飛び込んでくる。薄幸の人妻、費用を叩く村の役人、親戚付き合いに難のある一家の大黒柱。久我原は村の雰囲気に慣れぬうちに、三人の難解な依頼を受けることにー。第32回小説推理新人賞受賞作他、久我原が所属する「群馬司法書士青年会」に降りかかった事件を描く二編を収録。現役の司法書士が描く、法律ミステリーの新境地!
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