2015年6月8日発売
火口のふたり火口のふたり
結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあったー。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、ふたたび過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は?恋愛小説の名手・白石一文が描く、極限の愛。
カフカ式練習帳カフカ式練習帳
友人、猫やカラス、家、夢、記憶、文章の欠片…日常の中、唐突に訪れる小説の断片たちー。「日々のあるとき、小説はふーっと私の胸を通り抜けてゆく」ページを開くと、目の前に小説が溢れ出す!これは、断片か長篇か?保坂和志によって奏でられる小説の即興演奏。あなたは世界に、そして生に秘密はあるか。
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