2018年11月12日発売
旅行作家・茶屋次郎は、知己の翻訳家・中野麻子から、障がいを持つ弟・伸之助の捜索を依頼された。千葉・銚子へ旅行に出たまま、連絡が途絶えたという。足取りを追った茶屋だったが行方は掴めず帰京、そこへ岡山・倉敷で保護されたとの報せが。安堵する一方、茶屋は姉弟の暮らす東京・中野であった悪質な轢き逃げ事件を思い出す。調べると、それ以前に少女誘拐殺人事件も発生。その遺体の発見現場は倉敷を流れる高梁川河畔だった。一連の事件に繋がりが?疑念を抱いた茶屋は、歴史と風情を残す倉敷へ飛んだ!
エリート医師と婚約し、仕事もプライベートも順風満帆の産婦人科医・北澤尚は、新居に荷物を運び込んだその日、無愛想な引っ越し屋・間宮真司と恋に落ちる。真司は、尚が暗記するほど大好きな小説で新人賞を取った、元・小説家だった。婚約を解消し、真司との愛に突き進む尚。しかし、しあわせの絶頂にある二人を襲ったのは、尚の若年性アルツハイマー病の発症だったー。次第に記憶を失っていく恋人との日々を残すために、真司が選んだ方法とは?気になる第5話途中までを収録。
アラムデッド王国の王女エリスから婚約破棄を言い渡された没落貴族のジルは、その裏に陰謀が蠢いているのを察して、イライザたちと国外に脱出。しかし逃亡先で、再誕教団がアラムデッド王国に眠る“死と悪の神エステル”の復活を企んでいるのを知る。エステルが蘇れば、人類は死に絶えてしまう…。再鍛教団の野望を阻止するにはジルが持つ“神の瞳”が必要だと聞き、ジルたちはアラムデッド王国に引き返すが、彼らの前に突如アラムデッド王国の重鎮であるミザリーが現れ、ジルに刃を突きつける!外れスキル“血液増大”と“血液操作”しか持たないジルは、世界を救えるのかー!?大幅な加筆とオリジナルエピソードを追加した、没落貴族の成り上がり譚第2弾が満を持して登場。