2019年9月18日発売
きみはだれかのどうでもいい人きみはだれかのどうでもいい人
人とわかりあうことは、こんなにも難しい。 税金を滞納する「お客様」に支払いを促すことを仕事とする県税事務所の納税担当に、同期が休職したことで急遽異動させられてきた若手職員の中沢環。彼女は空気の読めないアルバイト・須藤深雪を始めとする周囲の人間関係に気を遣いながら、かつての出世コースに戻るべく細心の注意を払って働いているーー(第1章「キキララは二十歳まで」) 週に一度の娘との電話を心の支えに、毎日の業務や人間関係を適当に乗り切るベテランパートの田邊陽子。要領の悪い新米アルバイトや娘と同世代の若い正規職員たちのことも、一歩引いて冷めた目で見ていたはずだったがーー(第3章「きみはだれかのどうでもいい人」) 同じ職場で働く、年齢も立場も異なる女性たちの目に映る景色を、4人の視点で描く。デビュー作『名前も呼べない』が大きな話題を読んだ太宰治賞作家が描く勝負作。 職場で傷ついたことのある人、人を傷つけてしまったことのある人、節操のない社会で働くすべての人へ。迫真の新感覚同僚小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 言葉にならずにわだかまっていた感情が、豊かな言葉で、繊細に描き尽くされた傑作!島本理生さんと穂村弘さんも大絶賛!!明日から、職場の見え方が変わるかもしれません……。
デルフィニア戦記5デルフィニア戦記5
25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本が登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに収録話数に内容を添わせた書きおろし短篇が収録されます。 また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・児玉明子・佃井皆美・沖麻実也・鈴木理華各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。
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